今回は、2回に分けてアクセス時のスキル発動とダメージ計算について確認していこうと思います。本記事は「ダメージ計算編」です。『スキル発動編』は後日投稿予定です。駅メモの車両編成や育成に非常に役立つ知識ですので、ぜひ最後までお読みください。なお本記事の内容は駅メモ公式ブログを参考にさせていただきました。
駅メモのスキル等の説明文には以下の文言がでてきます。
・軽減不能なダメージ
・固定値で軽減
ダメージ計算の内容を理解すると、これらの違いと役割について知ることができます。今回はそのダメージ計算について詳しく説明していきたいと思います。
駅メモのダメージ計算は大きく2段階に分けることができます。各段階の計算を、その具体例と併せて説明します。
1段階目
ダメージ計算の前半では、上に出した例の中の「ATK」「DEF」に関係した計算を行います。ATK,DEFとは、「アクセスしたでんこの素のAP」に対する補正値です。補正値は初期値が0であり、ATK増加やDEF減少等のスキル,ラッピング効果によって変動します。数式としては以下のようになっています。
与ダメージ①=でんこのAP×(ATK補正値-DEF補正値+1)×(属性補正(1.3or1.0))…式1
数式ではわかりづらいかと思うので、以下の編成について計算してみましょう。
この編成でしぐれがアクセスした場合、ATK補正値は(21+15+45)=81(%)となります。相手の属性がheat以外で、DEF補正量が0%だった場合、(306×(81%-0%+1)×(属性補正1.0))=553.86となります。実際には小数点以下切り捨てとなるため、最大値として553のダメージが期待できます。またheatの場合は、弱点による属性補正で1.3倍となるため最大で720のダメージとなります。
このように、駅メモにおいてATK補正とDEF補正は相殺関係になっているため、ATK補正が+15%あったとしても、相手のDEFが+30%あれば最終的にダメージ補正値は計-15%と、基より減少してしまう場合もあります。なお与ダメージが1未満となった場合は切り上げられて与ダメージ1となります。
2段階目
ダメージ計算の後半では、例より「軽減不能なダメージ」「固定値で軽減」に関係した計算を行います。これらの固定値系は1段階目で計算した与ダメージに直接加減算する形になっています。数式にすると以下のようになります。
与ダメージ②=与ダメージ①+(軽減不能なダメージ-固定値で軽減)…式2
では上と同じように具体例を出して計算してみましょう。
この編成でしぐれがアクセスした場合、DEFや属性補正を考慮しないと、式1より与ダメージ①は(306×(1.21))=370となります。これを式2に代入し、相手の「固定値で軽減」が+30であった場合、(370+(100-30))=440となります。
こちらも、「軽減不能なダメージ」と「固定値で軽減」は相殺関係となっています。そのため1段階目と異なり、こちらのフェーズは1未満のダメージは0となります。そのため、DEF補正を大きくしたうえで、「固定値で軽減」できるスキルを併用することで、受けるダメージを0にすることができます。
ダメージの確定
以上の2段階でアクセス時のダメージが確定します。結果算出されたダメージが、駅にリンクしているでんこに与えられ、HPが減少します。減少した結果のHPが0以下だった場合、リンクしているでんこは通常リブートすることになります。それでは以下で、実際の駅メモを想定したもっと長い編成でダメージ計算をしてみたいと思います。
実践編
それでは、実践編として実際の編成を例に計算してみましょう。アクセスするのは平日の7:30とし、全てのスキルが発動している状態と仮定します。
アクセスする側がこちら。先頭のしぐれがアクセスします。
アクセスされる側がこちら。アクセスされるのはレーノとします。
・レーノのスキル:DEF-30%・ふぶのスキル:DEF+35%
ここで、ミオのスキルを確認します。ミオのスキルは「編成内のダメージ肩代わり」です。編成内のでんこがダメージを受ける際、ミオは自身のHPを1残してダメージを肩代わりします。そして肩代わりしきれなかったダメージはアクセスされたでんこに入ります。
ミオのスキルが発動した場合、式1は以下のように変化します。
与ダメージ①=(でんこのAP×(ATK補正+1)-(ミオの残りHP-1))×(1-DEF補正)…式1'
この式の特徴は"ミオの肩代わりするダメージはDEF補正がされる前"である点です。そのため、ミオの肩代わりするダメージはDEF軽減前であり受けるダメージは比較的大きくなります。
それでは、この式1'を使って与ダメージ①を算出してみましょう。
実際には、小数点以下切り捨ての処理がいずれかのタイミングで行われるため、結果は変化します。そしてこの結果を式2に代入し最終的なダメージを計算していきます。
=490.4464
結果、490のダメージがレーノに入ることになります。レーノのHPは、LV80&マイル最大であっても310なので、レーノはリブートすることが確定です。レーノのリブートを防ぐためには、DEFを+52%増やす必要があります。
まとめ
以上、駅メモのダメージ計算をまとめてみました。駅メモのダメージ仕様を理解する上でで重要なことは3つあります。
・固定値は最終的な値に加減算される
・HPとAPの2種類のステータスしかない
この3つだけ理解しておけば大丈夫だと思います。次回は今回のダメージ計算式をもとに、実際のアクセス時のスキル発動について書いていきたいと思います。参考になりましたら幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
今回はダメージ計算の手順について書いてみました。他の記事の中でどうしても、「ATKとDEF」の関係や「固定ダメージ」についての知識が必要になるため、ここで説明しました。駅メモ初心者あるあるですが、でんこ固有のDF値があると勘違いしていることって結構多いと思うんですよね。今後も必要な場合は、本記事を再確認していただけるようリンク等を用意していくつもりですので、一度に理解できなくても大丈夫だと思います。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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